NEWS & COLUMN

「迂直の計」

コラム:2018/05/11

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

ゴールデンウィークから一週間が経過し、
世間もようやく平静を取り戻してきた感があります。

ゴールデンウィーク期間中、特に私は遠出することもなく、
むしろ、日頃外出が多いことにより滞りがちな企画業務や
事務処理などを自宅オフィスでせっせとこなしておりました。

と言っても、決して仕事漬けの毎日であったわけでもなく、
時に部屋の掃除や読書(まあ、ある意味、仕事なのですが)
などにも時間を費やして過ごしておりました。

読書に関しては、あらためて『孫子』を読む機会に触れたことにより、
これまでは何気なく見過ごしていた箇所に目が留まることも多かったように感じます。

例えば、今日ご紹介する『孫子』「軍争篇」にある以下の部分もそのひとつです。



「軍争の難きは、迂(う)を以て直と為し、患(かん)を以て利と為す」

軍争のむつかしいのは、廻り遠い道をまっすぐの近道にし、
害のあることを利益に転ずることである。



いわゆる「迂直の計」と言われるもので、現代風に解釈すると、

わざわざ回り道を迂回して敵に有利だと信じ込ませ、
敵より遅れて出発しながら先に到達する-すなわち、
迂回しておいて速やかに目的を達することである。

となります(守屋洋氏『「孫子の兵法」がわかる本』を参考にしています)。

さらに、これをビジネスに応用するならば、こんな解釈もできそうです。

交渉事や調整事など、自らの目的達成のためには、
正攻法だけでなく、時には「迂直の計」を使って、
「根回し」などの"寝技"を使うことも一考である。

そう言えば、20代の頃、よく先輩社員に言われました。

「自分の意向を通そうと思ったら、まずはキーパーソンに根回ししておけ」と(笑)。

「卒未だ親附せざるに而もこれを罰すれば、則ち服せず」

コラム:2018/04/27

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

4月も終盤。明日からゴールデンウィークに入りますね。
会社によっては9連休となるところも多いとか。
事業主の私にとってはうらやましい限りですが(笑)、
どうかこの期間にしっかり英気を養っていただきたいと思います。

さて、先回の『孫子』では、リーダーがメンバーに対して持つべき姿勢として、
「卒を視ること嬰児の如し」について触れました。
リーダーはメンバーに赤ん坊のように接する(=思いやりを持って接する)ことで、
そこに両者の信頼関係が生まれるという主旨でした。

今日はそのことに関連したことを、『孫子』「行軍篇」から紐解きたいと思います。



「卒未だ親附せざるに而もこれを罰すれば、則ち服せず。
服せざれば則ち用い難きなり。」

兵士たちがまだ[将軍に]親しみなついていないのに懲罰を行うと彼らは心服せず、
心服しないと働かせにくい。



人(メンバー)は、よく知らない人や好意的でない人に注意や指摘をされても、
心から尊敬して従うことは決してありません。
仮に従ったとしても、それは「面従腹背(めんじゅうふくはい)」ということでしょう。

繰り返しになりますが、相手(メンバー)を心服させるには、
まずは信頼関係を築くことにあります。先の「卒を視ること嬰児の如し」は、
そのためのリーダーが持つべき「心のあり方」であると言えるでしょう。

正解を求める若者たち

コラム:2018/04/20

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

先週のコラムの冒頭で、4月初旬に、ある企業主催の新人研修に
トレーナーとして立ち会ったことをお伝えしました。

今日のコラムでは、この時に新人たちに接していて、
私が感じたこと・気づいたことについてお話したいと思います。

この時の私の役回りは、ロールプレイング時などに、
見ていて気づいたことをフィードバックしたり、
受講者からの質問に答えたりする、というものでした。

受講者からの質問で感じたことは、多くの受講者が、

正解を求めたがる

傾向にあるということでした。
例えば、それは、こんな質問からも感じ取ることができました。

「研修では○○を推奨していますが、●●の場合はどうですか?
また、▲▲の場合はどうですか?」

この時、■■や▲▲は、まず起こりそうにないレアケースです。

私は、このレアケースに対する解答を、彼らはあらかじめ用意しておきたい、
用意することで安心しておきたいのだろうな、ということを感じたのです。

誤解を恐れずに言えば、彼らは、これまで答えが常に用意された環境で育ってきたため、
正解がないと不安になってしまう、いわゆる「マニュアル世代」なんだな、と感じました。

このような質問を何度も受けたので、終盤にはこんな回答をしました。
(決して怒ったりキレたりしたわけではありません 笑)

「起こる可能性の低いことをあれこれ考え、その答えを用意しておくよりも、
失敗を恐れず(=失敗しても良い)、まずは行動することを心掛けてみたら?」

質問をした受講者が、この答えに納得したかどうかはわかりません。
しかし、私が伝えたことは経験的に間違っていないと思っています。

続けて、彼らには、こんなエールを送りたいと思います。

「社会はね、正解はひとつでないことの方が多いんだよ。
行動した先に、きっと自分の納得する答えが見つかるものだよ。」

「卒を視ること嬰児の如し」

コラム:2018/04/13

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

4月に入り、すでに2週間が経過しようとしています。

私は4月初旬に新入社員のトレーナーとして、
ある企業主催の新人研修に立ち会うことができました。

期待と不安を抱えた彼らの表情を見ながら、
一方で私は、社会人の先輩としての立場から、
『孫子』「地形篇」にある一節を思い浮かべていました。



「卒を視ること嬰児(えいじ)の如し、故にこれと深谿(しんけい)に赴くべし。
卒を視ること愛子の如し、故にこれと惧(とも)に死すべし。」

[将軍が兵士を治めていくのに]兵士たちを赤ん坊のように見て
[万事に気をつけていたわって]いくと、それによって兵士たちといっしょに
深い谷底(危険な土地)にも行けるようになる。
兵士たちをかわいいわが子のように見て[深い愛情で接して]いくと、
それによって兵士たちと生死をともにできるようになる。



コラム『孫子』の回において、ここ2回程「将(=リーダー)」について触れていますが、
「卒を視ること嬰児(えいじ)の如し」は、まさに、リーダーがメンバーに対して
最初に持つべき姿勢なのかもしれません。

つまり、リーダーはメンバーに赤ん坊のように接する(=思いやりを持って接する)ことで、
そこに信頼関係が生まれ、彼らもやる気を出してくれる、と言えるのではないでしょうか。

「部下が言うことを聞かない」
「部下のやる気が感じられない」

と、もしあなたが嘆くのであれば、まずは、自分の部下に対して
「嬰児(えいじ)の如く」接することから始めてみても良いかもしれませんね。

もぐもぐタイムと『組織の成功循環モデル』

コラム:2018/04/06

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

新年度に入り、早くも一週間が経過しようとしていますね。
新しい環境に身を置かれた方々も、そろそろ落ち着かれた頃でしょうか。

私の場合、個人事業主として、普段はコーチングスクール運営や
パーソナルコーチング業に勤しんでいるわけですが、
この時期は、新人研修を始めとして研修関連の仕事が増えるため、
季節感を感じる時期でもあります。

特に、今年、数社に提案させていただいているのが「チームビルディング」。
いわゆる「組織力強化」のための参加型ワークショップ研修です。

これは、私が開発した商品を企業様に売り込む、というものではなく、
特定の企業様からヒアリングした内容を元にして企画・商品化すると、
テーマが自然と「チームビルディング」なっているというイメージです。

それだけ、昨今では「組織力」や「チーム力」の強化が
企業にとって急務であり、最優先課題でもあると言えるでしょう。

「チームビルディング」をテーマに研修を行う際、私が申し上げるのは、
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している
『組織の成功循環モデル』の考え方です。

すなわち、組織が成功する(=結果を出す)ためには、以下4つの考え方と
順番(これが極めて大事です)が肝要である、というものです。

①関係の質
②思考の質
③行動の質
④結果の質

つまり、こういうことです。

始めに①「関係の質」を高めることで、相互理解が深まり、一緒に考えるようになる。
そうなると、メンバーは自分で気づくようになり、②「思考の質」が向上する。
そうなると、メンバーは自発的に行動するといった、③「行動の質」が向上する。
その結果として、④「結果の質」が向上する(=成果が出る)・・・、という具合です。

この話を聞くと、多くの経営者や管理職の方は納得できるようですね。

最近では、平昌オリンピックで銅メダルを獲得した「カーリング娘」達の存在を挙げると、
聞いている側は、より理解が深まるようです。

たしかに、彼女達は、ハーフタイム時に、いわゆる「もぐもぐタイム」を取り、
リラックスした雰囲気の中で、笑顔のあるコミュニケーションを徹底しました。
また、「そだねー」の言葉(あいづち)が象徴するように、
仲間を決して否定することなく、常に肯定的に受け止めることを実施しました。

彼女達の成功の鍵は、まさに『組織の成功循環モデル』の実践そのものにあった、
と言えるのではないでしょうか。

自分>相手、現在>未来

コラム:2018/03/30

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

早いもので明日で3月も終了します。
2018年になってから早くも3ヶ月が経ちました。

そして、私のコラムも再開してから半年が経過します。
一週間に一回の更新とはいえ、よく継続できました(笑)。

自身のペースからするとこのペースは程良いようです。
何事も「マイペース」でないと長続きはしないですからね。

さて、今日のタイトルにある、

自分>相手、現在>未来

これを見て、おおよそコーチらしからぬ表記である、
と受け止めている方もいらっしゃるかもしれません。

考え方としては逆であり、

自分<相手、現在<未来

ではないのかと。

たしかに、コーチのとるべきスタンスとしては、
「自分」よりも「相手(クライアント)」のことを尊重するべきだし、
「現在」よりも「未来」に焦点を当てることに重点を置くべきでしょう。

経験的に思うことですが、これを実践しようとすると、
優先すべきこととしては、これの逆になるのではないでしょうか。

つまり、「相手(クライアント)」のことを尊重しようと思ったら、
まずは「自分(の在り方)」が満たされている(整っている)べきだし、
「未来」に焦点を当てようと思ったら、まずは「現在」に向き合えないといけない。

それができて初めて、コーチはクライアントと対峙できるのでしょう。
そして、コーチとしてのパフォーマンスが発揮できるのでしょう。

そういう意味では、「自分にコーチをつける」という選択は最良なのでしょうね。
コーチもやはり人間ですから(笑)。

「仁と厳」は「アメとムチ」

コラム:2018/03/23

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

3月も終盤を迎え、関東や東海では桜の開花宣言が出されましたね。
とはいえ、ここ数日は曇りや雨が続き、春らしさが影を潜めています。
春は行楽や引越しなど、天候に影響されやすいイベントが多いもの。
どうか来週には、春らしさを取り戻してほしいですね。

さて、今日のコラムでは『孫子』を取り上げたいと思いますが、
内容は先回(3/9)掲載分に関連したことを書きたいと思います。

今日は『孫子』「行軍篇」にある一節を取り上げます(金谷 治 訳注『岩波文庫』)。



「卒未だ親附せざるに而もこれを罰すれば、則ち服せず。
服せざれば則ち用い難きなり。卒巳に親附せるに而も罰行なわれざれば、
則ち用うべからざるなり。故にこれを合するに文を以てし、
これを斉うるに武を以てする、是れを必取と謂う。」

兵士たちがまだ[将軍に]親しみなついていないのに懲罰を行なうと彼らは心服せず、
心服しないと働かせにくい。[ところがまた]兵士たちがもう親しみなついているのに
懲罰を行なわないでいると[威令がふるわず]彼らを働かせることはできない。
だから[軍隊では]恩徳でなつけて刑罰を統制するのであって、これを必勝[の軍]というのである。



ここで思い出されるのが、先回コラムでご紹介した『将とは、智・信・仁・勇・厳なり。』です。
すなわちリーダー(将)は、部下との接し方において、

仁:思いやりを持つこと
厳:厳しい態度で臨むこと

の両側面を持つことが大切であり、それらをバランスよく発揮して、
はじめて部下を統率することができるようになる、ということです。

平たく言えば、『リーダーは「アメとムチ」を使い分けよ』ということになるでしょうか。

「アメとムチ」はすでに私達にとって慣れ親しんだ言葉ですが、
これと同じ感覚が約2,500年前の兵法書に紹介されているという事実に驚かされますね。

完璧すぎる人はつまらない

コラム:2018/03/16

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

「完璧すぎる人はつまらない。」

昨日(3/15)、85歳の誕生日を迎えた母親が、
現在の私と同じぐらいの年代に、口癖のように言っていた言葉です。

当時、私の母は、通信業界最大手(と言えばわかりますよね?)の
女性管理職として愛知県のあるエリアの支局長を担当していました。

現在でいう、いわゆる「バリキャリ」で、当時、同社の女性管理職は
東海(愛知・岐阜・三重・静岡)で3~4名しかいないということでしたから、
仕事は相当忙しく、責任も重かったことが想像されます。

そんな母の生活スタイルは、朝7時前には家を出て、夜21時前に帰宅、
就寝はいつも0時を回っていたと記憶しています。

このように多忙な母を抱えた大石家ですが、補足しておきますと、
家事は公務員である父がしっかりと母をサポートしていましたし、
私と兄もそんな家庭事情をわかっていたので、手伝いはしないまでも、
「自分のことは自分で行う」という習慣が自然と身についていました。

そんな母が、口癖のように言っていた言葉が、

「完璧すぎる人はつまらない。」

当時は、自分が忙し過ぎることで、家事に「抜け漏れ」が出てしまうことを
このような言葉を使って正当化しているんじゃないの、と思っていましたが(笑)、
最近になって、母の言っていたことがだんだんと理解できるようになってきました。

どういうことがきっかけになったのか説明しますね。

そもそも、私がコーチとして大切にしていることのひとつに、
コーチとしてのプレゼンス(存在感・影響力)というものがあります。
プレゼンスがあるからこそ、コーチはクライアントに良い影響を与えるのだし、
結果として、良いクライアントがつくのだと思います。

だからこそ、私は、これまでコーチとしての「あり方」に注意を払ってきましたし、
常にクライアントのロールモデル(=模範)であろうとしてきました。

それはそれで間違ってなかったと今でも思っているのですが、
一方で、最近、ある女性コーチからこんな指摘を受けたのです。

「先生(←彼女は私のことをこう呼びます)は、もっと、
弱いところを見せたり、毒を吐いたりしても良いと思いますよ。
それが、バランスを取り、"らしさ"をつくるのだと思います。」

この発言を聞いた瞬間、私にしばらく忘れていた母の言葉が鮮明に甦り、
母の言葉の「正しさ」を今更ながらに理解するに至りました。

決して、自分を甘やかすつもりはないけれど、自分の信念を大事にしつつも、
時には自らに言い聞かせても良いのかな、と今は思っています。

「完璧すぎる人はつまらない。」

「将とは、智・信・仁・勇・厳なり。」

コラム:2018/03/09

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

3月に入り、日差しもずいぶんと暖かくなりましたね。
装いも、マフラーやコートを着用している人も少なくなり、
見た目にも春の訪れを感じさせてくれます。

春の訪れを感じさせるものと言えば、花粉症もそうですね。
先日、マスクを着用せずに外出したところ、ひどく後悔をしました(笑)。

個人的には、この4月から登壇する機会も増えてくるため、
花粉症対策にはより一層の強化を図る必要がありそうです。

私が企業様などで登壇する場合、組織のリーダーやリーダー候補の方に、
「リーダーのコミュニケーションのあり方」などを話すことが多いのですが、
『孫子』においても「リーダーのあり方」について述べている箇所があります。

代表的なものは「始計篇」にある下記の一節です(金谷 治 訳注『岩波文庫』)。



「将とは、智・信・仁・勇・厳なり。」

将とは、才智や誠信や仁慈や勇敢や威厳(といった将軍の人材)のことである。



このままでだと未だ分かりにくいので、『「孫子の兵法」がわかる本』(三笠書房)
の著書である守屋洋氏の力を借りて、もう少し読み込んでみます。

智:勝算のあるなしを見分ける力
信:嘘をつかない、約束を守ること
仁:(部下に対して)思いやりを持つこと
勇:勇気、または、決断力
厳:(部下に対して)厳しい態度で臨むこと

このことから私なりに学んだ2つのことを挙げてみたいと思います。

・言葉(漢字)の持つ意味を正しく解釈すること
・リーダーは「バランス感覚」が大切であるということ

私の場合、この学びだけがあるだけでも、登壇する際、
リーダーに対する伝え方に変化が起こりそうです。

小平奈緒選手の思考力と言語力

コラム:2018/03/02

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

17日間にわたる平昌オリンピックがついに閉幕しましたね。
私達に「勇気」と「感動」を与えてくれた日本選手達には、
心から「ありがとう」と言いたい気持ちです。

特に今回は、冬季オリンピックとしては歴代最多のメダル数を獲得しました。
2年前のリオデジャネイロオリンピックでもそうでしたが、
ここ最近、若手を中心に国際舞台で活躍できる選手達が増えて来ていることは、
2年後の東京オリンピックへの期待を大いに抱かせてくれますね。

さて、平昌オリンピックでは、メダルの獲得数に比例するかのように、
感動的な場面が数多く見受けられました。

皆さんはどんな場面が印象に残っているのでしょうか?

私は、コーチという仕事柄、選手達のインタビュー時における「言葉」に注目していました。
中でも、スピードスケート女子500mで金メダルを獲得した小平奈緒選手の思考力や、
それを言語化する能力には驚かされました。

特に印象に残っているのが、彼女の以下の言葉です。
たしか、レースを終えた当日か翌日に、記者団から
インタビューを受けている時の言葉だったと記憶しています。

「金メダルを獲得したことよりも、(この結果を受けて)
これからどういう人生を歩んでいくかが大事だと思っている。」

彼女のこの言葉は、まるで、

「オリンピックは人生におけるひとつの『目標』であって、生きるための『目的』ではない。」

と言っているようにも聞こえてきます。

並のアスリートの言葉ではありませんよね(^_^;)。

ところで、コーチもまた、クライアントと対峙する際、
このことと同じような感覚を持つことがあります。

すなわち、クライアントは、コーチングを通じて、
イキイキとした豊かな人生を送ることが目的なのであり、
目の前の目標を達成することや課題を解決することは、
ひとつのマイルストーンに過ぎず、人生の本質ではない。

ということと、同じことのような気がするのです。

小平選手のような一流のアスリートの思考や言動から学ぶことは多いですね。

・・・最後に余談ですが、小平選手の金メダル獲得直後に、
某局のアナウンサーが彼女に対して発した言葉を覚えていますか?

「"獣"のような走りでした。」

これに対して、小平選手は苦笑しながらも、適切な言葉で言い換えていました。

「"獣"かどうかはわかりませんが、"躍動感"溢れる走りができたと思います。」

小平選手には、このような言語力があるからこそ、
前述のような上質な思考力を持つことができるようになるのでしょうね(^_^)。

前の10件 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11
PAGE TOP