投稿日:2017年10月27日 BLOG
こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。
10月第4金曜日の今日は、中国古典の『孫子』について書きたいと思います。
前回(10月第2金曜日)からの続きになりますね。
前回のコラムはこちら
https://coaching-en.com/column/2017/10/sonshi.html
「彼を知り己を知れば、百戦して殆(あやう)からず」
『孫子』をご存知ない方も、この言葉なら知っている、
という方は結構多いのではないでしょうか。
この言葉は、『孫子』の三番目「謀攻篇」の中にあります。
「謀攻」とは「策謀を持って敵を攻めること」ですね。
この言葉を訳すと、こんな感じになるでしょうか。
「敵を知り己を知った上で戦えば、絶対に負ける心配はない」
戦争において、諜報活動や情報収集をきちんと行うべきであることを、
おそらく「出たとこ勝負」が主流であった当時(2,500年程前)において、
強く論じているところが素晴らしいですね。
この言葉(考え方)を現代のビジネスシーンに当てはめてみると、
どんな教訓として活かされるのでしょうか。
表記が極めて端的に、かつ、高度に抽象化されているため、
様々な場面を想定できそうですが、私が着目したのは以下の2点です。
1)リーダーが持つべき視点
職場には様々なメンバーがいるが、彼らのことを日頃からよく観察して、
彼らの資質や能力をしっかりと把握した上で接することができれば、
信頼関係を築くことができ、メンバーのやる気を引き出すことができる。
2)セールスが持つべき視点
新規のクライアントに営業をかける時は、可能な限り情報収集をして、
調査・分析をした上で活動すれば、不本意な結果に陥る可能性は低くなる。
いかがでしょうか。
私が『孫子』の面白いと感じるところは、(先述しましたが)
表記が極めて端的に、かつ、高度に抽象化されているため、
読み手によって様々な解釈が成り立ち、それらを個々に活かすことができる点にあります。
私の『孫子』の"旅"はまだまだ始まったばかり。
今後も月2回のペースで、定期的に取り上げていきたいと思います。
どうぞお楽しみに!
答えを急ぐ現代のビジネスパーソンに、戦略的に思考の「余白」をつくり出す。これこそが対話によるコーチングの醍醐味と言えるでしょう。
情報の波を留め、マインドフルに自分の内面に向き合う時間は、クライアントに表面的な答えを超えた納得感をもたらしてくれます。
人間だからこそ、プロコーチだからこそできる「本物の対話」が、クライアントの孤独を和らげ、次なる変容へと導いてくれるのです。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史