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コーチングと1on1ミーティング

投稿日:2025年07月22日 BLOG

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コーチングと1on1ミーティングはイコールか?

私は、現在、銀座コーチングスクール(GCS)の2つの拠点を運営していますが、コーチングを学ぼうとされる方々の受講理由には、下記のようなものがあります。

「会社で1on1ミーティングを導入することになったが、やり方がよくわからない」
「すでに1on1ミーティングを導入しているが、イマイチ機能していない気がする」
「1on1ミーティングの推進役となったため、まずはコーチングを学ぼうと思った」

コーチングと1on1ミーティングはイコールではありませんが、受講者の方々が上記のような理由でコーチングを学ぼうとされるのは、コーチングと1on1ミーティングとの間に親和性を感じているためでしょう。

コーチングと1on1ミーティングを比較する

コーチングと1on1ミーティングの親和性を理解する上で両者を比較してみると、下図のようになります。

項目コーチング1on1ミーティング
目的 クライアントの自己実現や自己成長、
目標達成、問題解決、など
部下との信頼関係構築、部下の
パフォーマンス向上、成長促進、など
実施主体 コーチ 上司
関係性 対等なパートナーシップ 組織における上下関係がベース
テーマ クライアントの設定する幅広いテーマ 部下の設定する業務やキャリア形成、
コンディション等に関するテーマ
アプローチ
(スキル)
傾聴、質問、フィードバック等で
クライアントの内なる答えを引き出す
傾聴や質問を主体とし、
部下の課題解決をサポート

このように比較してみると、表現の違いこそあれ、目的やテーマやアプローチ(スキル)には、コーチングと1on1ミーティングに共通点が多いことがわかります。それゆえ、「コーチングを学ぶことは1on1ミーティングの実践力向上に繋がる」と考える方が多いのだと思われます。

組織で1on1ミーティングを機能させるために

組織内で1on1ミーティングを機能させるためには、まずはコーチングのスキル(傾聴・質問・フィードバック等)を習得することが効果的ですが、その他にも留意したい点があります。

例えば、コーチングと1on1ミーティングとでは、「関係性」に明確な違いがあります。とはいえ、上司・部下の関係性はどこまでいっても上下関係であり、コーチングでいうところの対等な関係には成り得ないので、ここで「調整する」必要が出てきます。

この「調整する」ことのひとつが、「グランドルールを設定する」ということです。
グランドルールとは、ミーティングや研修などの集団活動を円滑に進めるために、事前に設定する基本ルールのことですが、1on1ミーティングでは、例えば、下記のようなものが挙げられます。

  • 時間厳守(ex.30分で終了する)
  • 話を遮ったり、否定したりしない
  • 秘密厳守、評価はしない

グランドルールを設定することは、習得したコーチングのスキルとあいまって、1on1ミーティングを機能させることに大いに役に立つものと言えるでしょう。

1on1ミーティングやコーチングのスキル習得にご興味のある方は、是非一度、銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校の無料体験講座にお越しください。

詳細はこちら:GCS丸の内校の無料体験講座

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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