投稿日:2019年02月15日 コラム
こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。
今日は2月15日。2月も折り返し地点ですね。
先週の金曜日には、日本列島に大寒波が襲いましたね。
特に北海道では、気温がマイナス30度近くにもなったとか。
都心でも降雪があり、クラス開講を危ぶむような一場面もありました。
結果的には、思ったほどの積雪はなく、無事に開講することができましたが。
それから一週間、幾分、寒さも緩んで来ているような気がします。
さて、今日は、日々のコーチング実践の中で、
私が大切にしたいと感じていることについて書きたいと思います。
それは、クライアントが「小さな成功体験を積み重ねる」ということです。
コーチングとは、クライアントとの協働関係をベースに、
セッションを継続し、成果を積み上げ、(長期)目標を達成する姿です。
なので、一般的には、結果が出るまでに少々時間が掛かるものです。
言い換えれば、そのようなテーマが「コーチング向きのテーマ」であるとも言えましょう。
さて、さきほど「セッションを継続し、成果を積み上げ」と書きましたが、
仮に「セッションを継続し」ても、「成果を積み上げ」ることがないと、
クライアントはどうなっていくと思いますか?
そう、だんだんとモチベーションが低下して、行動のパフォーマンスが落ちて行きます。
結果、ますます成果は出にくくなり、果ては、自信を失ってしまいます。
これを回避するために、「小さな成功体験を積み重ねる」ことが必要になってきます。
「小さな成功体験」とは「必ず達成できる目標地点に到達する」と読み替えても良いでしょう。
これを次回のセッションまでに果たすことを、クライアントとコーチが"握る"。
達成したら、クライアントとコーチが、共に成功を分かち合う。
この繰り返しが、クライアントの自信を持たせることに繋がるため、
これは、コーチングをうまく機能させるための要因である言えるでしょう。
コーチングは、「大きな(長期)目標」を見定める一方で、
それは「小さな(短期)目標の達成の積み重ねである」
ことを常に肝に銘じておかなければいけませんね。
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史