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「善く戦う者は、これを勢に求めて人に責(もと)めず」

投稿日:2019年01月11日 コラム

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

今日は鏡開きの日ですね。
我が家では、お供えした餅を食べるという風習はありませんが、
この日はしっかりと神仏に感謝し、無病息災を祈りたいと思います。

振り返ってこのお正月、皆さんはどのように過ごされましたか?
私は、毎年この時期は、たいてい時間にゆとりができますので、
仕事の「貯金」を心掛けるようにしています。

「貯金」とは何か?

具体的には、新しくスタートするクラス・研修の企画・準備、
メルマガやコラムの原稿書き、(仕事のための)読書、などです。

おそらく時間を要するであろう仕事を予め計画立てておき、
この時期に集中的にこなすようにしています。

これらのことを私は「貯金」と位置づけているわけですが、
それを実践する背景には、『孫子』(勢篇)の下記のような考え方があります。



「善く戦う者は、これを勢に求めて人に責(もと)めず」

戦いに巧みな人は、戦いの勢いによって勝利を得ようと求めて、人材に頼ろうとはしない



そもそも、私は個人事業主という立場なので、「人材に頼ろう」とはしていないのですが、
注目してほしいのは、「勢いによって(勝利を得よう)」という箇所です。

個人事業主ゆえ、好不調の波には直接さらされますし、図らずとも、
体調を崩したり意欲を失ったりする"不調の波"があることでしょう。

その時に備え、仕事の「貯金」をしておく。
そうすることで、いざ、不調に陥った時でも平静でいられるようになり、
やがて"好調の波"がやって来た時に、「貯金」をベースにして、
しっかりと波に乗ることができるようになるからです。

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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