投稿日:2018年06月01日 コラム
こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。
今日から6月。
2018年の前半および四半期の最終月でもありますね。
今月は仕事に追われるだけでなく、各地で梅雨入りする時期でもあり、
総じて良い印象を持っている方は少ないのではないでしょうか。
実は私もサラリーマン時代はそんな印象を持っていました。
今は自営ですから、全然そんなことはないんですけどね。
・・・と、つい、自分の過去の話をしてしまいましたが、
経験談など、自分のことを話す行為を一般に「自己開示」と呼びます。
この「自己開示」については、これまでもコラムで何度も取り上げてきました。
これは、相手とコミュケーションをとる上で非常に有効な手段になるものであり、
私自身もコーチとして、その有効性を常々感じています。
そこで今日は、この「自己開示」の有効性について整理してみたいと思います。
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①相手に安心感を与えることができる
自己開示により、相手に自分の人間性を理解させたり、共感を与えたりすることで、
相手に安心感を与えることができます。
②相手と信頼関係を築くことができる
上記①に関連しますが、相手に安心感を与えることにより、相手も自己開示しやすくなります。
結果的に相互理解が進み、お互いの間に信頼関係が醸成されます。
③自分自身の「あり方」を強化することができる
銀座コーチングスクール(GCS)では「自己基盤」と表現していますが、
これは、いわゆるその人の人間性や人間力みたいなものです。
自己開示することにより、自分を理解し、自分を認めることができるようになるため、
いわゆる「自分に自信がつく」状態になっていきます。
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このように整理すると、コミュケーションをとる上で、
「自己開示」は行わない手はない、ということが言えそうです。
私自身も「自己開示」により、多くの場面を救われてきたという思いがあります。
あなたもぜひ"意図的に"使ってみてはいかがでしょうか。
ただし、これはあくまでコミュニケーションの手段に過ぎないので、
使うことありきにならないようご注意くださいね。
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史