投稿日:2026年01月23日 BLOG

今さら言うまでもありませんが、1on1ミーティングは、組織における部下の主体性や自律性を育み、組織全体のパフォーマンスやエンゲージメントを向上に資するために行うものです。
1on1ミーティングで、上司には部下の能力や可能性を引き出すためのコーチングスキルが求められます。実際に、私が代表を務める銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校や名古屋校では、約7割の方が1on1ミーティングをはじめとする部下とのコミュニケーションにおいてコーチングスキルを活かしたいという方がお見えになっています。
そこでは、具体的なコーチングスキルに加えて、1on1ミーティングにおいてどんなルールを設定すれば良いのかとか、どんなテーマで話してもらうことが良いのかなど、周辺の情報を必要とされている方も多いようです。
そこで、本日のBLOGでは、しばしばお問い合わせのある「部下にはどんなテーマで話してもらうことが適切か?」についてお話したいと思います。
一般的に、1on1ミーティングでは、部下の設定する業務やキャリア形成、コンディション等に関するテーマなど多岐に渡ります。また、その延長として、部下自身の人生や自己実現に関わるテーマに発展することもあります。
そこで考えてみていただきたいのですが、もし部下から「転職(あるいは独立)について相談したい」と言われたら、上司のあなたはどんな対応をすることが適切でしょうか?
これには、その組織や上司の考え方もあるでしょうから一概には言えませんが、基本的にはテーマとして「扱わない」ことが適切かと思われます。理由は、「1on1ミーティングが行われるのは業務時間内であり、業務の一部としてみなされるから」ということになります。
もし、その上司と部下との間に個人的な付き合いがあり、あくまで個人的に相談したいということであれば、それは"業務時間外"に行われることが適切でしょう。
そのような事態に遭遇しても慌てないために、1on1ミーティングにおけるグランドルールを予め定めておくことをお勧めします。
具体的には、「時間厳守」や「秘密厳守」などの基本的な事柄に加え、「テーマは業務上のキャリアに関連するテーマに限定する」といった具合です。
なお、このグランドルールは、一度決めたら終わりということではなく、組織の方針変更や新たな課題が見つかったときなど、柔軟に変更できるようにしておくことも重要です。
あなたの組織における1on1ミーティングが、今後、より活性化されていくことを願っております。
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史