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「卒未だ親附せざるに而もこれを罰すれば、則ち服せず」

投稿日:2018年04月27日 コラム

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

4月も終盤。明日からゴールデンウィークに入りますね。
会社によっては9連休となるところも多いとか。
事業主の私にとってはうらやましい限りですが(笑)、
どうかこの期間にしっかり英気を養っていただきたいと思います。

さて、先回の『孫子』では、リーダーがメンバーに対して持つべき姿勢として、
「卒を視ること嬰児の如し」について触れました。
リーダーはメンバーに赤ん坊のように接する(=思いやりを持って接する)ことで、
そこに両者の信頼関係が生まれるという主旨でした。

今日はそのことに関連したことを、『孫子』「行軍篇」から紐解きたいと思います。



「卒未だ親附せざるに而もこれを罰すれば、則ち服せず。
服せざれば則ち用い難きなり。」

兵士たちがまだ[将軍に]親しみなついていないのに懲罰を行うと彼らは心服せず、
心服しないと働かせにくい。



人(メンバー)は、よく知らない人や好意的でない人に注意や指摘をされても、
心から尊敬して従うことは決してありません。
仮に従ったとしても、それは「面従腹背(めんじゅうふくはい)」ということでしょう。

繰り返しになりますが、相手(メンバー)を心服させるには、
まずは信頼関係を築くことにあります。先の「卒を視ること嬰児の如し」は、
そのためのリーダーが持つべき「心のあり方」であると言えるでしょう。

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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