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もぐもぐタイムと『組織の成功循環モデル』

投稿日:2018年04月06日 コラム

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

新年度に入り、早くも一週間が経過しようとしていますね。
新しい環境に身を置かれた方々も、そろそろ落ち着かれた頃でしょうか。

私の場合、個人事業主として、普段はコーチングスクール運営や
パーソナルコーチング業に勤しんでいるわけですが、
この時期は、新人研修を始めとして研修関連の仕事が増えるため、
季節感を感じる時期でもあります。

特に、今年、数社に提案させていただいているのが「チームビルディング」。
いわゆる「組織力強化」のための参加型ワークショップ研修です。

これは、私が開発した商品を企業様に売り込む、というものではなく、
特定の企業様からヒアリングした内容を元にして企画・商品化すると、
テーマが自然と「チームビルディング」なっているというイメージです。

それだけ、昨今では「組織力」や「チーム力」の強化が
企業にとって急務であり、最優先課題でもあると言えるでしょう。

「チームビルディング」をテーマに研修を行う際、私が申し上げるのは、
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している
『組織の成功循環モデル』の考え方です。

すなわち、組織が成功する(=結果を出す)ためには、以下4つの考え方と
順番(これが極めて大事です)が肝要である、というものです。

①関係の質
②思考の質
③行動の質
④結果の質

つまり、こういうことです。

始めに①「関係の質」を高めることで、相互理解が深まり、一緒に考えるようになる。
そうなると、メンバーは自分で気づくようになり、②「思考の質」が向上する。
そうなると、メンバーは自発的に行動するといった、③「行動の質」が向上する。
その結果として、④「結果の質」が向上する(=成果が出る)・・・、という具合です。

この話を聞くと、多くの経営者や管理職の方は納得できるようですね。

最近では、平昌オリンピックで銅メダルを獲得した「カーリング娘」達の存在を挙げると、
聞いている側は、より理解が深まるようです。

たしかに、彼女達は、ハーフタイム時に、いわゆる「もぐもぐタイム」を取り、
リラックスした雰囲気の中で、笑顔のあるコミュニケーションを徹底しました。
また、「そだねー」の言葉(あいづち)が象徴するように、
仲間を決して否定することなく、常に肯定的に受け止めることを実施しました。

彼女達の成功の鍵は、まさに『組織の成功循環モデル』の実践そのものにあった、
と言えるのではないでしょうか。

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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