投稿日:2018年03月02日 BLOG
こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。
17日間にわたる平昌オリンピックがついに閉幕しましたね。
私達に「勇気」と「感動」を与えてくれた日本選手達には、
心から「ありがとう」と言いたい気持ちです。
特に今回は、冬季オリンピックとしては歴代最多のメダル数を獲得しました。
2年前のリオデジャネイロオリンピックでもそうでしたが、
ここ最近、若手を中心に国際舞台で活躍できる選手達が増えて来ていることは、
2年後の東京オリンピックへの期待を大いに抱かせてくれますね。
さて、平昌オリンピックでは、メダルの獲得数に比例するかのように、
感動的な場面が数多く見受けられました。
皆さんはどんな場面が印象に残っているのでしょうか?
私は、コーチという仕事柄、選手達のインタビュー時における「言葉」に注目していました。
中でも、スピードスケート女子500mで金メダルを獲得した小平奈緒選手の思考力や、
それを言語化する能力には驚かされました。
特に印象に残っているのが、彼女の以下の言葉です。
たしか、レースを終えた当日か翌日に、記者団から
インタビューを受けている時の言葉だったと記憶しています。
「金メダルを獲得したことよりも、(この結果を受けて)
これからどういう人生を歩んでいくかが大事だと思っている。」
彼女のこの言葉は、まるで、
「オリンピックは人生におけるひとつの『目標』であって、生きるための『目的』ではない。」
と言っているようにも聞こえてきます。
並のアスリートの言葉ではありませんよね(^_^;)。
ところで、コーチもまた、クライアントと対峙する際、
このことと同じような感覚を持つことがあります。
すなわち、クライアントは、コーチングを通じて、
イキイキとした豊かな人生を送ることが目的なのであり、
目の前の目標を達成することや課題を解決することは、
ひとつのマイルストーンに過ぎず、人生の本質ではない。
ということと、同じことのような気がするのです。
小平選手のような一流のアスリートの思考や言動から学ぶことは多いですね。
・・・最後に余談ですが、小平選手の金メダル獲得直後に、
某局のアナウンサーが彼女に対して発した言葉を覚えていますか?
「"獣"のような走りでした。」
これに対して、小平選手は苦笑しながらも、適切な言葉で言い換えていました。
「"獣"かどうかはわかりませんが、"躍動感"溢れる走りができたと思います。」
小平選手には、このような言語力があるからこそ、
前述のような上質な思考力を持つことができるようになるのでしょうね(^_^)。
答えを急ぐ現代のビジネスパーソンに、戦略的に思考の「余白」をつくり出す。これこそが対話によるコーチングの醍醐味と言えるでしょう。
情報の波を留め、マインドフルに自分の内面に向き合う時間は、クライアントに表面的な答えを超えた納得感をもたらしてくれます。
人間だからこそ、プロコーチだからこそできる「本物の対話」が、クライアントの孤独を和らげ、次なる変容へと導いてくれるのです。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史