投稿日:2016年08月22日 コラム
こんにちは。コーチングオフィス エンの大石です。
17日間にわたる熱戦が繰り広げられたリオデジャネイロ・オリンピックが閉幕しましたね。
日本勢は金:12個、銀:8個、銅:21個と、かつてない好成績を収めました。
見ている私達に勇気と感動を与えてくれた選手・関係者達に心から感謝したいと思います。
さて、「感謝」といえば、今回のオリンピックの日本人選手に対するインタビューの中で、この言葉を口にする選手が多かったように感じています。
特に、活躍した選手に多かったように見受けられます。
選手達の「感謝」の対象は、監督、コーチ、家族、・・・、人によってさまざまでしたが、周囲の人々に対する感謝の気持ちが、「この人がいれくれたから頑張れた」とか「この人のために頑張ろうと思った」という言葉に表されていたように、彼らの好成績につながったのだと思います。
かつて、とあるセミナーで、講師の方が、「人は"自分のため"よりも"誰かのため"に活動したほうがより力を発揮できる」ということをおっしゃっていましたが、それは、その人に対する感謝の気持ちが根っこにあるからなんだな、とも思いました。
自分を支えてくれる周囲の人達への「感謝」。
オリンピック観戦を通じて、本当に大切であることをあらためて実感しました。
話は変わりますが・・・、オリンピックにおける一部のインタビュアーの質問力には、少々残念に思うことがありました。
もっと、相手の話をしっかりと聴いて、クローズドではなくオープンな質問を多用すれば、より選手の本音や、視聴者に感動を与えるような発言を引き出すことができるのになあと(^_^;)。
次の東京オリンピックに向けて、インタビュアー向けのヒアリング力や質問力を強化するようなプログラム開発が必要なのかもしれませんね。
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史