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コーチにとって大切な「プレゼンス」

投稿日:2025年11月14日 BLOG

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「プレゼンス」とは何か?

これまでにコーチングを深く学んだことがある方、あるいは、現在コーチとして活動中の方であれば、この言葉を一度は耳にしたことがあると思います。と同時に、この言葉が、コーチにとって大変重要な意味を持つということをご存知なのではないでしょうか。

プレゼンス(Presence)とは、「存在感」や「影響力」を意味する言葉です。

使い方は、例えば「プレゼンスが高い」と言えば、「その人、企業、ブランドが周囲から強く認知され、高い影響力を持っている状態」を差します。

したがって、コーチにおける「プレゼンス」とは、その人にとっての「あり方」であり、クライアントとの「深い関わり方」であるとも言え、クライアントに安心感や信頼感を与える上での重要な"非言語的概念"と言えるでしょう。

「存在感」や「影響力」を具体的に言うと?

存在感のあるコーチとは、姿勢、表情、視線、声のトーン、話す速度などにおいて、クライアントに「この人は信頼できる」と感じさせる、トータルな人格や雰囲気(佇まい)を持っています。

例えば、背筋が伸びていて、表情は常に穏やかで、視線はクライアントとしっかりアイコンタクトを取り、落ち着いてゆったり話す人をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません(そのような人は案外少ないことに気づくかもしれませんが)。

また、そのような佇まいのあるコーチは、クライアントとのセッションにおいて、完全に相手に集中することができ、自身の価値観や固定観念を手放し、クライアントに対して常にニュートラルな姿勢を保つことができます。具体的には、コーチがそのような聴き方や質問ができるということです。

それゆえ、クライアントは、セッションにおいて安心して本音(=本当のこと)を話すことできるようになり、内省を深めやすくなることで、行動変容へと繋げることができるようになっていくのです。

「プレゼンス」という終わりなきゴールを目指して

上記のことから、「コーチはプレゼンスがあった方がよい」とか、「プレゼンスを身につけるにはどうしたら良いのか?」という短期的な発想を持ちやすくなると思いますが、残念ながら、これは一朝一夕に身につくような性質のものではないと言えるでしょう。

言い換えれば、「プレゼンス」とはその人の経験や生き方から創られるものであり、常に「こうありたい」という意識を持ちながら、たゆまぬ自己鍛錬の先に(結果として)創られるものである、と言えるのはないでしょうか。

そういう意味では、コーチには、終わりなきゴールを目指して日々自己研鑽を積んでいく姿勢が大切なのであり、また、その姿勢をクライアントに見せることが重要なのだと思います。

この「プレゼンス」という言葉は、別の言い方として、「ファウンデーション」と言ったり「自己基盤」と言ったりすることもあります(GCSでは「自己基盤」という表現で統一しています)。
コーチングへの関心とともに、この言葉に関心を持たれた方は、是非一度、GCS丸の内校の無料体験講座にお越しください。

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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