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エグゼクティブとそうでない人とのちがい

投稿日:2025年11月21日 BLOG

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「プレゼンス」はクライアント側にも存在するもの

前回のBLOGでは、コーチ自身のプレゼンス(=存在感・影響力)について言及しましたが、当然のことながら、プレゼンスはクライアント側にも存在するものであり、その多寡により相手(この場合はコーチ)に与える影響も異なってくることは、何となく想像できるかと思います。

このことに関連して、今から7~8年ほど前にお会いした受講生の方の話を思い出しました。
その方の話が大変興味深く、「プレゼンス」を考える上で参考になるかと思いましたので、本日のBLOGで共有させていただこうと思います(もちろん個人情報に抵触しない範囲でお話します)。

あるグランドスタッフの方の経験談

その方は当時、空港のグランドスタッフを務められており、おそらく大変優秀な方なのでしょう、主にファーストクラスに乗車して来訪されるお客様に対してのサービスを提供されている方でした。
乗客の中には、外国の主賓クラスや一流企業の社長などもいらっしゃったということですから、その方にも確固としたプレゼンスがあったのだろうと想像できます。

その方の話が面白かったのは、「ファーストクラスの乗客(=エグゼクティブ)と、ビジネスクラスの乗客(=ビジネス客)との間には、大きな隔たりがある」ということでした。
より具体的に言うと、グランドスタッフに対する態度やコミュニケーションに明確な違いがあるということでした。

すなわち、エグゼクティブは、要求事項を明確かつ簡潔に伝える傾向があり、また、忙しい状況の中でもグランドスタッフを対等なプロフェッショナルとして接し、気さくに話しかけてきたり感謝の意を示したりするなど、礼儀正しい人が多いとのことでした。

一方で、ビジネス客は、(尋ねてもいないのに)自分の会社や地位をわざわざ伝えてくる傾向があり、また、グランドスタッフに対しても過度な要求をしたり、不機嫌な対応を取ったりする人が多いとのことでした。

ちなみに、その方は、乗客の顔つきや立ち居振る舞いを見て、エグゼクティブとそうでない人との判別が次第にできるようになっていったそうです(笑)。

エグゼクティブは「自己理解」ができている

エグゼクティブもそうでない人も同じ人間ですから、感情面や思考面に大きな違いはないと思いますが、ではなぜ、上記のような大きな違いを生んでしまうのでしょうか?

私なりの考えですが、そこには「自己理解」があるかないかの違いではないかと考えます。
つまり、エグゼクティブは自分の立場や周囲に与える影響を理解しているからこそ、そのような立ち居振る舞いができるのではないでしょうか。
そのようなエグゼクティブに、コーチも見習う点は多いように感じています。

コーチにとって必要な「自己理解」。
実は、コーチングを行う上では欠かせない重要な要素のひとつであり、GCSでも受講生の方々の自己理解を深められるようなカリキュラムを構成しています。
コーチングの学習を通じて自己理解を深めたい方には、是非一度、GCS丸の内校の無料体験講座にお越しください。

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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