投稿日:2025年12月19日 BLOG

プロコーチとして活動して(副業時代を入れて)15年。
プロコーチとして、クライアントに、またコーチングに向き合うたび、プロコーチとしての「あり方」というものをつくづく考えさせられます。
「あり方」とは、「プレゼンス」という言葉に置き換えられるでしょう。このことは、過去のBLOG(2025.11.14『コーチにとって大切な「プレゼンス」』)においても取り上げているところです。
その中で私は、「プレゼンス」とはその人の経験や生き方から創られるものであり、常に「こうありたい」という意識を持ちながら、たゆまぬ自己鍛錬の先に(結果として)創られるものである、などど、利いた風な口をたたいております(苦笑)。
これはこれで間違っていないと思いますが、一方で、効果的に「創る」ための手法があるとも思っています。その手法のひとつが、本日のBLOGで取り上げる「ミッションステートメント(を作成すること)」です。
「ミッションステートメント」とは、自分の人生の指針となるべき価値観や原則を簡潔に明文化した、いわば「自分の憲法」のようなものです。これを作成することで、日々の行動や意思決定に一貫性がもたらされ、主体的にキャリアを築いていくことができるようになります。
実は、これに関連して、私は今年9‐11月にミッションステートメントを作成するためのワークショップを開催いたしました。少人数による開催となりましたが、参加者からは高評価をいただき、私も自分の考え方が間違っていなかったことに意を強くしたところです。
ちなみに、その時、私も自らのミッションステートメントを作成したのですが、時間をかけて作り上げたこともあり、我ながら満足のいくものになりました。恥ずかしながら、こちらに挙げておきたいと思います。
【私のミッションステートメント】
私は、プロコーチとして、
ICFマスターコーチ資格を取得し、プロコーチとして起業する人たちの希望(ロールモデル)となることで、プロコーチとして起業することが当たり前の社会をつくる一翼を担います。
私は、コーチングの講師として、
ビジネスリーダーが組織の人材育成やエンゲージメント向上に役立てられるコーチングスキルを提供することを通じて、すべての企業(組織)にコーチングの文化を根付かせる一翼を担います。
私が自分のミッションステートメントを作成してから1ヶ月程経ちましたが、心境に大きな変化はないものの、毎日こちらを目にするたび、力が湧いてくるというか、以前より周囲を気にしない自分でいられるような気がしています。
コーチングへの関心とともに、「ミッションステートメント」という言葉に関心を持たれた方は、是非一度、GCS丸の内校の無料体験講座にお越しください。
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史