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自分の感情をコントロールする

投稿日:2025年12月26日 BLOG

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自分の感情をコントロールするとは?

ここのところ、BLOGで(プロ)コーチとしての「あり方」や「プレゼンス」について言及していますが、それを計る指標のひとつとして、コーチングセッションの場面が挙げられます。

コーチングセッションでは、コーチは常にコーチングマインドを発揮し、クライアントが開放的で何でも話せるような環境をつくることに留意する必要があります。そのために、コーチは「自分の感情をコントロールする」ことが求められます。

参考までに、このことに関しては、国際コーチング連盟(ICF)の核となる能力水準(コア・コンピテンシー)で以下のように示しています。

2. コーチングマインドを体現している

6)感情を整える能力を開発し、維持している
7)セッションに備え、精神的及び感情的な準備をしている

5. 今ここに在り続ける

3)クライアントとともに居続けるために、自身の感情を管理している

・・・となると、コーチは、自分の感情をコントロールするために何ができるのか、ということを予め考えて(備えて)おく必要があるということになりますね。

 あなたができる感情のコントロールとは?

ところで、あなたにとって「感情が整えられた状態」とはどのような状態でしょうか?

【例】
・感情の振り幅が小さく、過剰に反応しない状態
・冷静さで落ち着いている状態
・穏やかで精神的に満たされている状態

人によって異なるとは思いますが、「感情が整えられた状態」とは、だいたい上記のような状態と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、上記のことを考えるとき、私はいつも中国古典にもある『中庸(ちゅうよう)』という言葉の意味を思い出します(気になる方はぜひ調べてみてください)。

次に、そのような(=感情が整えられた)状態になるために、あなたができることは何でしょうか?

【例】
・未完了や心配事を片付ける
・適度な運動や休息を取る
・マインドフルネス(瞑想・ヨガ)を行う

これも人によって異なるとは思いますが、私の場合、だいたい上記のことが考えられ、状況に応じて実践するようにしています。特に、マインドフルネスについては、コーチングセッションやコーチングの講義の前などに毎回実践するように心掛けています。

感情をコントロールできることのメリット

コーチが自らの感情をコントロールし、コーチングセッションに臨めるということは、安定的なセッション運営ができるというだけでなく、クライアントにとっても開放的で何でも話せる環境を享受することにも繋がります。また、それは、クライアントに提供できるリソースのひとつとして活用することもできるでしょう。

GCS丸の内校では、国際コーチング連盟(ICF)の倫理規定やコア・コンピテンシーに基づいたコーチングの学習をサポートしています。ご関心のある方は、是非一度、GCS丸の内校の無料体験講座にお越しください。

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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