投稿日:2025年10月31日 BLOG

コーチングを学び、これからプロコーチとして活動していく(いきたい)人にとって、「誰に」対して「何を」提供するかは、予め考えておかなければいけないことです。
コーチングを受けたい(=コーチをつけたい)人にとって、「何でも相談に乗ります」というようなコーチは、実は魅力がなく、需要も少ないと考えておいた方が良いでしょう。クライアントからすれば、自分の課題解決をサポートしてくれてこそ、コーチとしての存在価値があると言えるのです。
そう考えると、プロコーチとして活動していくためには、自分がどんなコーチになれるのか、また、どんなクライアントをサポートできるのか、といったことを予め考えておく必要があります。
そこで、大雑把ではありますが、下記にコーチの種類や対象者、また、コーチングの手法等を整理してみましたので、それらを確認した上で、自分がどんなコーチになれるのかをイメージしてみていただきたいと思います。
プロコーチの種類は、一般的に対象者(クライアント)が誰であるかによって分類されます。
大きく分けて、プロコーチには、ライフコーチ、ビジネスコーチ、エグゼクティブコーチの3種類があると言って良いでしょう。
下記に、それぞれの領域において扱うテーマや、手法についてまとめてみましたので参考にしてください。
| 種類 | 対象者 | 扱うテーマ | コーチングの手法 | 
|---|---|---|---|
| ライフコーチ | 一般個人 | 個人的な目標達成や価値観の探求、人間関係や健康面の改善等 | 自己内省の促進と価値観の明確化 | 
| ビジネスコーチ | 企業の従業員・管理職・チーム等 | 仕事上のパフォーマンス向上、業務上の課題解決、キャリア開発等 | 行動計画の策定と実行支援 | 
| エグゼクティブコーチ | 企業の経営者・役員等 | 組織文化の構築、重大な意思決定、リーダーシップの向上等 | システム的アプローチと戦略的対話(傾聴・質問等) | 
上記のようなことが整理できると、自分がどんなプロコーチになれるのか、また、どんなクライアントをサポートできるのか、ということが考えやすくなってくると思います。
これらのことに気づくためには、まずは自己理解、つまり、自分の強みや経験を棚卸しすることが先決になりますね。それができれば、自分のコーチ像のみならずクライアント像までおぼろげながら見えてくる、という具合です。
GCSのカリキュラムでは、上記のようなステップを踏むことで、プロコーチとしての活動のイメージを描いていきます(詳しくは「クラスD」で学習します)。
将来的にプロコーチとして活動していきたいと考える方には、是非一度、GCS丸の内校の無料体験講座にお越しください。プロコーチ活動15年の講師が、自らの体験談とともに詳しくお話させていただきます。
 
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史