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「上に雨ふりて水沫至らば、渉らんと欲する者は、其の定まるを待て。」

コラム:2018/08/10

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

今週に入り、不安定な天候が続いていますね。
日本各地で「観測史上最高気温を記録!」というニュースが流れたかと思えば、
都心ではゲリラ豪雨が発生、交通機関が一時ストップしてしまうようなことも。

今週初め、私は東京から名古屋に移動する新幹線の中にいましたが、
ちょうど私が関東を抜けた頃、同付近で集中的な豪雨があったようです。
一部の新幹線がストップしたということでしたから、運が良かったのかもしれません。

実は、『孫子』においても、天候や地形に関する表記が幾つか存在しています。
それだけ、当時の戦争は天候や地形に影響するものでもあったとも言えますね。

そこで今日は、雨天時おける戦争の心構えに関する一節を、
『孫子』「行軍篇」(岩波文庫 金谷 治 訳注)から読み解きたいと思います。



「上(かみ)に雨ふりて水沫(すいまつ)至らば、
渉(かた)らんと欲する者は、其の定まるを待て。」

上流が雨で川があわだって流れているときは[洪水の恐れがあるから、]
もし渡ろうとするならその流れのおちつくのを待ってからにせよ。



実際にそのような天候に遭ったら、その通りの対応が賢明なのでしょうが、
これをビジネスに置き換えてみると面白いですね。

つまり、状況が不利であるとわかっているにも関わらず、
計画を変更しないまま突き進むことは危険である、ということです。

ビジネスには「タイミング」というものがあり、
その状況が不利であれば一度は立ち止まる(あるいは計画変更する)
ことが大事である、ということを『孫子』「行軍篇」は教えてくれています。

当たり前のことのようですが、人はついつい近視眼的になるものです。
一事業者として肝に銘じておきたい言葉ですね。

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