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主導権を握る

投稿日:2017年12月08日 コラム

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

早いもので、12月もすでに一週間が経過しましたね。
この時期は、年末特有の仕事の慌ただしさに加え、
忘年会などへの出席も重ねり、つい身体に負荷をかけてしまうものです。

しかし、そのような負荷も、自分が主導権を握れていたらどうでしょうか。
きっと、それらのことが負荷とならないように、
身体を鍛えたり、しっかりと睡眠を取ったりするではないでしょうか。

最近、私が学んでいる、中国古典『孫子』においても
「主導権を握る」ことの有効性を語っている箇所があります。
今日はそのことについて書きたいと思います。

以下、『孫子』(金谷治訳注 岩波文庫)より抜粋します。



「孫子曰わく、凡そ先に戦地におりて敵を待つ者は佚し、
後れて戦地におりて戦いに赴く者は労す。
故に善く戦う者は、人を致して人に至らされず。」

孫子はいう。およそ先に戦場について敵の来るのを待つ軍隊は楽であるが、
後から戦場について戦闘にはせつける軍隊は骨が折れる。
だから、戦いに巧みな人は、[自分が主導権を握って実におり]
相手を思いのままにして、相手の思うどおりにされることがない。



このことをビジネスの場面に置き換えてみると、「先手必勝」あるいは
「ホームで戦え」ということになるでしょうか。そうすることにより、
「主導権を握る」ことができるようになるというわけですね。

「主導権を握る」ことで、当事者は心に余裕ができます。
心に余裕ができることで、当事者は自らの判断力が冴え、
あらゆる事態に対して冷静に対処することができるようになります。

考えてみれば、これは、人と人との関わりだけではないかもしれません。
例えば、事業領域や商品構成などについても「主導権を握る」ことで、
勝利の女神をぐっと近づけることができるようになるかもしれませんね。

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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