投稿日:2016年02月25日 コラム
こんにちは。コーチングオフィス エンの大石です。
気がつけば、1ヶ月ほどコラムを更新しておりませんでした。
先日、私のコラムを楽しみにしてくれている友人からの指摘を受け、気がつきました(^_^;)。
この1ヶ月間は、実に様々なことがありました。
韓国出張があったり、帰国後体調を崩したり、所属するGCSの講師面談に追われたり、自分自身の仕事のあり方を見つめ直したり、花粉症で悩まされたり...(笑)、いずれにしても、個人事業主である以上は、サラリーマン時代以上に健康面・精神面で強くなくてはいけないな~と、強く感じた1ヶ月間でした。
さて、そんな中、先日、とある飲食店の接客研修のオブザーブを務めてまいりました。
コミュニケーションが中心の研修でしたので、私が講師を務めても良かったのですが、直感的に、業界経験者が講師を務めたほうが「良い効果が出る」と判断しましたので、付き合いのあるビジネスパートナーにお願いすることにしました。
その講師が研修の中で語っていたことが印象的でした。
彼は、「接客において心得ておいてほしいこと」として、お店のスタッフにこんなことを話していました。
「接客においては、まず『自分の視点』と『相手の視点』というものがあるよね。例えば、お客様に対して失礼があった時、相手はどんなふうに思うだろうか、ということを考えるのが『相手の視点』。
ここで『第3者の視点』というものを考えてみてほしい。『第3者の視点』とは、その(スタッフとお客様の)やり取りを見ている『別のお客様の視点』のこと。
この時、自分に『別のお客様に見られている』という視点があると、初期動作が変わるし、その対応が美しければ、『このお店は良い店だ』という周りの評価につながるよね。」
この話を傍らで聞きながら、それはズバリ、「コーチのあり方」としても同様のことが言えるよなと、ひとり感心しておりました。
すなわち、コーチは目の前のクライアントだけではなく、「常に自分自身の言動や立ち居振る舞いが周囲から見られていることを意識せよ」ということなのではないか、という私なりの解釈です。
そういう観点であらためてSNS等を眺めてみると、コーチとして「残念な人」にまだまだ出くわすことが少なからずあります。
少なくとも私は、「残念な人」と思われないように、今一度、自身の言動や立ち居振る舞いを見直そうと思います。
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史