投稿日:2015年09月09日 コラム
こんにちは。コーチングオフィス エンの大石です。
タイトルをみて、「おや?」と思われたかもしれませんね(^_^;)。
どういうことかを説明したいと思います。
私は、銀座コーチングスクール(GCS)の講師を務めていますが、GCSで学ぶカリキュラムの中には「視点を移動する」という単元があります。
その「視点を移動する」に関連して、私は時々、坂本龍馬の話を引き合いに出すことがあります。
具体的には、幕末に坂本龍馬ほど「複数の視点」をもった人物はおらず、それゆえ、彼は浪人の身分でありながら、薩長同盟や大政奉還といった歴史的イベントに関わることができたという話です。
さらに具体的には、私は彼が「複数の視点」をもっていたということを、「鳥の目、虫の目、魚の目」という喩(たとえ)を使って説明しています。
ビジネスにおいても、坂本龍馬のような「複数の視点」をもつことが必要なのではないでしょうか。
もちろん、ビジネスパーソンが自助努力によって備えられることが理想ですが、視点は、時に固定化したり、定まらなかったりするものです。
そんな時、「コーチの視点」があったら良いと思いませんか?
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史