投稿日:2015年09月23日 コラム
こんにちは。コーチングオフィス エンの大石です。
私はコーチングの講座やクラスで、
「コーチとクライアントとの関係は協働関係である」
ということをお伝えしています。
ところで、「協働関係」とは何でしょうか?
「協働」とは、「同じ目的を共有し、共に力を併せて活動する」という意味があります。
英訳すると、「パートナーシップ」とか「コラボレーション」とった意味になります。
まさに「協働」とは、コーチングのために用意された言葉である、と言っても過言ではないかもしれません。
以前、親しくしているコーチ仲間が、この話題について、大変興味深いことを話してくれたことがあります。
彼は、こんなことを話してくれました。
コーチとクライアントの力関係は「5:5」が理想ではないでしょうか。
これが、例えば「7:3」や「6:4」になったら、お互いの力は最大限に発揮されないと思います。
それを証拠に、それぞれの数字を掛け合わせてみてください。
8×2=16、7×3=21、6×4=24、5×5=25、...となり、数字のバランスが取れた「5:5」の時に、掛け合わせた合計値が最も大きくなることがわかります。
・・・いかがでしょう。
これには、思わず納得!でした。
数字においても、コーチとクライアントの関係性においても、お互いの力が同等である時に、最大限の力が発揮されるということがわかりますね。
果たして、あなたは、相手に何割の力を注いでいますか?
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史