BLOG

  • HOME>
  • BLOG>
  • リベラルアーツとコーチング

リベラルアーツとコーチング

投稿日:2026年06月05日 BLOG

en20260605.jpeg

リベラルアーツとは何か?

ここ数年の話ですが、書店に赴くと、必ずといっていいほど見かける『教養としての●●』という書籍類。現代のビジネス書のトレンドといって良いかもしれません。私の本棚にもその類の書籍が数冊眠っています(笑)。

この「教養」という学問は、しばしば「リベラルアーツ」という言葉にも置き換えられますが、具体的に言うと、それはどのような学問ということになるのでしょうか?
生成AIに尋ねてみると、以下のような回答がありました。

「特定の職業に直結する専門知識や技術を学ぶのではなく、幅広い分野の知識を横断的に学ぶことで、自分の頭で論理的に考え、客観的に判断する力を養うことを目的としている」

学生時代を思い起こしてみると、1~2年次には「一般教養」として、文学、哲学、歴史、社会科学、自然科学などを幅広く学習する時間がありましたが、まさにこれらがリベラルアーツだったわけですね。
このリベラルアーツは、当時の私にとってはただただ退屈な時間であり、授業をサボるには格好の的になる科目群だったわけですが、50代も後半に差し掛かり、コーチという職業を選択している立場からすると、「あの頃もう少ししっかりと学んでおけば良かった」と後悔の念に堪えません(苦笑)。

そういう意味では、今さらではありますが、リベラルアーツ系の書籍を読むことは、現在の私にとっては意義のあることのような気がしています。
そこで、ここでは、リベラルアーツを学ぶことは、コーチ(=私)にとってどのような価値をもたらすのかということを考えてみたいと思います。

リベラルアーツはコーチにどのような価値をもたらすのか?

結論から言えば、リベラルアーツを学ぶことは、クライアントの人生や価値観といったデリケートな領域にアクセスするコーチにとっては、最強のアップデートの役割を果たしてくれるもの、と言って良いかもしれません。
以下、3つの視点から説明させていただきたいと思います。

1. クライアントの「世界観」を深く理解できるようになる

クライアントは通常、それぞれ異なる背景を持っているものです。コーチがリベラルアーツを通じて、文学、歴史、社会学、文化人類学などの知識を身につけていると、クライアントの生きている環境や、彼らが囚われている思い込み(バイアス)などに気づきやすくなるという効果があります。

2. 視点を変える「問い」の引き出しが増える

コーチングの醍醐味のひとつは、クライアントに新たな視点をもたらす効果的な質問(問い)です。リベラルアーツによって、コーチが多角的な視点(ex. 歴史の視点、哲学の視点、芸術の視点など)を持ち合わせていると、クライアントの視野を広げたり、視座を高めたりする質問が容易にできるようになります。

3. コーチ自身の「人間力(プレゼンス)」が磨かれる

コーチングにおける商品とは「コーチ自身」であると言い換えることができます。リベラルアーツによって得られた知識やそこから得た学びが、コーチとしての深みを醸成させ、クライアントの価値観を否定せずに受け止めることができるという「器」を形成します。それはクライアントから見れば「安心感」ということになります。

リベラルアーツはコーチにとって「CPU」のようなもの?

コーチングにおける傾聴や質問が「OS(オペレーティングシステム)」のようなものだとしたら、リベラルアーツは、コーチにとって「CPU(中枢・核=人としての器)」のようなものだと言えるでしょうか。

言い換えれば、傾聴や質問は短期的に身につけやすいスキルですが、リベラルアーツは人生を通して学ぶべき学問と言えるかもしれません。だからこそ、リベラルアーツは今の私にとって、学ぶべき価値のある学問のような気がしているのです。

GCS丸の内校の無料体験講座はこちら

BLOG一覧に戻る

対話によるコーチングの価値とは?

答えを急ぐ現代のビジネスパーソンに、戦略的に思考の「余白」をつくり出す。これこそが対話によるコーチングの醍醐味と言えるでしょう。

情報の波を留め、マインドフルに自分の内面に向き合う時間は、クライアントに表面的な答えを超えた納得感をもたらしてくれます。

人間だからこそ、プロコーチだからこそできる「本物の対話」が、クライアントの孤独を和らげ、次なる変容へと導いてくれるのです。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

PAGE TOP