投稿日:2026年05月22日 BLOG

私は現在、銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校・名古屋校という2つの拠点の代表および講師を務めています。
そもそもコーチングのスキルはコミュニケーションスキルのひとつなので、年代・性別問わず、学ぶ意欲のある方が当スクールに来られるわけですが、私が受け持つクラスには、(私が50代後半ということもあり)比較的40~50代のビジネスパーソンが多いように感じています。
また、クラス受講者には、開講初日に受講理由を尋ねていますが、40代と50代とでは、世代が近いながらもその理由は大きく異なるようです。
そこで、当BLOGでは、今回と次回に分けて、40代・50代ビジネスパーソンのコーチングを学ぶ理由を考察してみることにしました。コーチングを学ぶことに関心のある方には、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
クラスを受講される40代の方のすべてがそうだとは言い切れませんが、概ね「組織内の活用」に重点を置く傾向があるように感じています。これは、その年代が置かれている「組織内の役割」と「キャリアの円熟期」という状況に関連していると考えられます。
チームのパフォーマンスを最大化するために「心理的安全性」が重視される近年において、リーダーを任されることの多い40代にとっては、コーチングスキルは円滑なチーム運営に欠かせない必須要件となっています。
特に、メンバーにZ世代を抱えるようなリーダーにとって、1on1ミーティングなどの場面でコーチングスキルを活用することは、メンバーの主体性を引き出すことに大変有効な武器となります。
この年代は、個人で成果を出す段階を終えて、チームやメンバーに成果を出させることに評価軸が移ります。コーチングを組織内で活用することは「人を育てられるリーダー」としての実績をつくることに繋がり、組織内における市場価値を高めるための戦略的な選択となります。
また、コーチングの「傾聴」や「質問」スキルは、メンバーだけでなく上司や他部署との交渉ごとにおいても効果を発揮することも見逃せません。
40代という年代は、言い換えれば、自分がすべての正解を導く役割からメンバーの可能性を引き出す役割に移行する年代、と言えるかもしれません。
チームが自走し始めればチームパフォーマンスは最大化することに繋がり、それは結果として、組織内におけるあなたの市場価値も高まるはずです。
そんな40代を過ごしていただくべく、コーチングを学ぶことがその一助になれば幸いです。
銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校・名古屋校で、お会いできることを楽しみにしています。
答えを急ぐ現代のビジネスパーソンに、戦略的に思考の「余白」をつくり出す。これこそが対話によるコーチングの醍醐味と言えるでしょう。
情報の波を留め、マインドフルに自分の内面に向き合う時間は、クライアントに表面的な答えを超えた納得感をもたらしてくれます。
人間だからこそ、プロコーチだからこそできる「本物の対話」が、クライアントの孤独を和らげ、次なる変容へと導いてくれるのです。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史