投稿日:2025年10月03日 BLOG
7月3日付ブログ「コーチングの3本の柱」でも触れましたが、コーチングには3つの用途があると考えています。
おさらいしておきますと、3つの用途とは下記のようなものでした。
私は、仕事柄、上記1~3を求める方々にお会いする機会が多いわけですが、その中で、「果たして自分は、コーチングを受けることが適切なのか、学ぶことが適切なのか、判断に迷っている」方にお会いすることがしばしばあります。
その方が置かれている現在の状況に鑑み、最終的にはご本人が決断するわけですが、私にアドバイスを求められた場合には、主に「コーチングを学ぶ」ことをお勧めする機会が多いと感じています。本日はその理由についてお話したいと思います。
コーチングを受けることが適切なのか、学ぶことが適切なのかを迷っている方に対しては、「両方同時に進めちゃえば」と提案することが実は良いことなのかもしれません。
とはいえ、その方にも経済的・時間的な事情等もあるでしょうから、安易にそれをお勧めることが良いとは思いません。
そこで、私が「コーチングを学ぶ」ことをお勧めする理由ですが、それは「コーチングを学ぶことで、自分自身に対してコーチングを行う(=セルフコーチングする)ことができるようになるから」です。
言い換えれば、自分自身に対してコーチングを実施することは、単に「気づき」が生まれるだけでなく、自己理解が深まったり自己肯定感が高まったりするような効果があり、これが目標に向けて行動を起こしていく際の原動力になるからです。
それはつまり、目標達成のためにコーチをつけることと同様の効果があることを意味します。
では、私が「コーチングを受ける」ことを否定しているかというと、全くそんなことはありません(それでは、自分で自分の仕事を否定することになってしまいますから 笑)。
私の考えとしては、先のセルフコーチングにもやはり限界があると感じています。
特に新たな「気づき」を得たり、自分の予想を超えるような目標に到達したりするためには、やはり「コーチングを受ける」ことを選択した方が良いということです。
まとめますと、コーチングを受けることが適切なのか、学ぶことが適切なのかを迷っている方には、下記のようなステップでコーチングに関わることが効果的なのではないかと考えています。
ステップ1:コーチングを学ぶ
ステップ2:(学んだ技術をベースに)セルフコーチングを実施する
ステップ3:コーチングを受ける(=コーチをつける)
コーチングを「学ぶ」ことも「受ける」ことも選択できるのが、コーチングスクールの利点だと思います。
ご興味のある方は、まずは、GCS丸の内校の無料体験講座にお越しください。
あなたにお会いできることを楽しみにしています。
現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。
このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。
現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。
コーチングオフィス エン代表 大石 典史