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「戦いは正を以て合い、奇を以て勝つ」

コラム:2019/03/22

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

春分の日を終え、各地では桜の開花宣言がなされましたね。
私の活動エリアである東京・名古屋地区では、3月末頃が満開になる模様です。
日頃は、仕事や、その移動等で慌ただしく過ごしておりますが、
ふと立ち止まり、日本の国花を愛でる余裕も欲しいなぁと思う今日この頃です。

さて、今日の『孫子』コラムでは、ビジネスの現場だけでなく、
スポーツの世界でも、あるいは、コーチングの学びにおいても
共通して言える事柄として、「勢篇」にある一節をご紹介したいと思います。



「凡そ、戦いは正を以て合い、奇を以て勝つ。」

戦闘は、正攻法で敵に対し直接的な力(正)を加え、
戦況の変化に即して臨機応変に敵の意表を衝く
間接的な力(奇)をもって決しなければならない。



そのまま読み解けば、戦い(仕事・スポーツなど)においては、
まずは正攻法(セオリー)に従うことが大切だが、一方で、
それだけは勝ち抜くことはできず、状況に応じて柔軟に対応することで、
はじめてそれが可能になる、という解釈になります。

スポーツで言うと、「野球」を例に取ると、分かりやすいかもしれません。

すなわち、どんなに速いストレートを投げる投手でも、
それだけで打者を打ち取ることはできず(特にプロの世界では)、
変化球を駆使することで(緩急で相手を揺さぶることで)、
はじめてそれが可能になる、ということです。

私の専門であるコーチングでも同じことが言えそうです。

コーチは、正攻法に沿って会話を組み立てていくことは大切だが、
クライアントの状況に応じて、クライアントと同じ視点に立ったり、
時には異なる視点を提供したりして、「気づき」が起きやすくなる、
と言えるのではないでしょうか。

一方で、日本語には「基本なくして応用なし」という言葉があります。

これは、「応用力をつけるためには、まずは基本を押さえることが大切」
であることを伝えているものですが、『孫子』の言葉と比較すると、
反対のことを教えてくれているように見えます。

が、これは「逆もまた真なり」と言えそうですね。

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