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「戦略」と「戦術」

投稿日:2018年07月06日 コラム

こんにちは。
コーチングオフィス エンの大石です。
いつもありがとうございます。

7月に入り、関東・東海地方では早くも梅雨が空けましたね。
梅雨空けとともに強い日差しが照りつけ、今度は外に出ることが億劫になります。
場所によっては、気温が35度を超える地域も出ているとのこと、
皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。

一方、海外では、サッカーワールドカップが盛り上がっていますね。
日本も2大会ぶりに決勝トーナメントに駒を進めることができで、
日本代表チームには、私達に感動と一体感を与えてくれました。
選手達には心から感謝の気持ちを伝えたいですね。

そこで今日は、このワールドカップで、日本代表チームが
予選通過を図るために行った「パス回し」を題材にして、
「戦略」と「戦術」という言葉の使い方についてお話したいと思います。

多くのメディアでは、この「パス回し」のことを「(西野監督の)戦略」
という言葉を用いて賛否を問うていましたが、その話を聞きながら、
私はどこかで言葉の使い方に違和感を感じていました。

すなわち、

戦略とは「(組織やチームが)運営していくための将来を見通した方策」であり、
戦術とは「目標を達成するための具体的な手段、実践的な計画」という意味があります。

この意味に準ずれば、

戦略とは「フェアプレイポイントを利用して決勝トーナメントに進出する」ことであり、
戦術とは「(戦略を達成するために)パス回しを徹底し時間を稼ぐ」ということになりますね。

なので、「パス回し」は、あくまで目的を果たすための「戦術」ということになります。

・・・と言いつつも、意味はどちらでも通るので、細かい話にはなりますが、
言葉を使った仕事をしている以上「言葉の意味は正しく使ってほしい」
という思いがあるため、このような話をさせていただきました(^_^;)。

「正しい言葉」は「正しい思考」につながり、
「正しい思考」は「正しい行動」につながりますからね。

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今、なぜ、コーチングなのか?

現代人の多くは、必要な“モノ”は一通り持っています。

このことから、人々の欲求は、次第に“モノ”から“コト”へと移行しつつあり、それに連動するかのように、人々の価値観は、“結果”から“プロセス”へと移行し始めています。

現代においてコーチングが支持されるのは、私たちコーチが、「クライアントとパートナー関係を築くことにより、クライアントの目標達成までのプロセスを管理できる専門家」だからと言えるのではないでしょうか。

コーチングオフィス エン代表 大石 典史

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